世界的に著名な精神科医ステファン・ストールの著書『ストール精神薬理学エセンシャルズ』を翻訳し日本に紹介した仙波純一先生が、これまでに「精神科治療学」誌と「臨床精神薬理」誌に執筆した30論文をそのまま収録。日々の臨床をスキルアップするために必読の論文集。
仙波純一 著
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定価
2,970 円(本体2,700円 + 税)
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Contents
攻撃性の前駆症状としての焦燥―焦燥の評価―
強迫性障害の亜型としての“compulsive hoarding”(強迫的ためこみ)
向精神薬によるせん妄について―診断と治療の実際―
Paroxetine によると思われるむずむず脚症候群の一例
初診時問診票から元々どういう人だったかを知る工夫
うつ病治療をどう続けるか,どう終えるか―米国STAR*D研究から見えてくるもの―
緩和医療がやってきた―緩和医療への精神科医の関わり
新薬を精神科医は臨床でどう使い始めればよいか
DSM-5ドラフトの概観―ディメンジョン評価という新しい診断アプローチの提唱―
薬理学的プロフィールの違いに基づく多剤併用の問題点
薬物の副作用による衝動制御の障害
エビデンスを自分で調べる
不眠の早期発見・早期治療の問題点
Ketamineの抗うつ効果
うつ病を横断面から鑑別できるか─単極性か双極性か─
夜間の異常行動の鑑別診断
総合病院精神科リエゾン活動において緊張病と診断された症例の検討─器質性緊張病に注目して─
うつ病の薬物療法の将来
精神科臨床における副作用の評価と対応
精神医学において症例報告はどのような価値があるのだろうか
臨床教育としての症例報告─指導医の役割─
うつ病の難治性・治療抵抗性─その定義と現状─
精神科臨床医から見た精神薬理学研究への期待と懸念
学会や専門誌で症例報告する若手精神科医に対する指導医のとるべき役割
患者を引き継ぐということ―後任医師を困らせない―
統合失調症のdopamine仮説の歴史,現状と将来
攻撃性・衝動性の精神薬理学
統合失調症治療において第二世代抗精神病薬はどこに向かうか―「新しい」第二世代を含めて―
精神科薬物療法ガイドラインの限界:ガイドラインのない薬物療法をどうすべきか
日本における精神科領域での適応外(オフラベル)使用の現状