臨床行動分析を実践する
心理臨床における機能分析の使い方
心理療法において、どのように機能分析を使うのかをつぶさに解説。変化はどのようにして起こるのか、そして、セラピストは会話を用いて、クライエントの求める変化を生じさせるために、何ができるのか。クライエントの変化に寄与する基礎的な原理を説明した。随所に臨床場面の対話の具体例を示しながら、機能分析に根ざしたセラピーを実施する際のさまざまなステップについて解説。学術的というよりも実践的な内容になっている。この本の中心的なテーマは「機能分析は、いかなる単一の治療モデルよりも、基礎的なものである」ということ。新世代の認知行動療法を実際に運用する前の基礎固めとしても必読の書。
ニコラス・トールネケ 著
武藤崇、
瀬口篤史、
首藤祐介 監訳
定価 3,960 円(本体3,600円 + 税) A5判 並製 240頁
ISBN978-4-7911-1167-1〔2025〕
Contents
第1章 歴史と定義についての「あれこれ」
第2章 実践的なツールとしての理論
第3章 協働関係を構築する
第4章 相対視できるくらいまで距離をとる
第5章 「問題のある方略」を見つけて名前をつける
第6章 「代わりとなる方略」を見つけて名前をつける
第7章 2つの「舞台」を行き来すること
第8章 実験
第9章 メタファーを使う
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