自分にとって大切な人に傷つけられ、振り回されて、囚われの身のように無力を感じ、はれものにさわるような毎日をすごしていませんか?
境界例、またはボーダーライン、境界性人格障害、BPDなどともよばれる精神障害は、障害を持つ本人以上に、障害をもつ人の問題行動に振り回される身近な人たちの方が思い悩む傾向が多く見られます。
この傾向を改善するには、境界例・ボーダーラインの人の行動・特徴を理解すること、障害を持つ人の言動が自分に向けられているのではないことなどを受け入れていく必要があります。
このページでは患者の身近にいる方たちが少しでも平穏な日常を取り戻せるための関連書を紹介します。
外傷的育ちから生じる境界性パーソナリティ障害(BPD)などの心理・行動特徴や症状、その治療や支援を幅広く解説。BPDに有効な、メンタライゼーションに基づいた治療(MBT)を平易に学べる入門書。
弁証法的認知行動療法の治療理論に基づいて、境界性パーソナリティ障害(BPD)をもつ人が体験している世界を分かりやすく解説し、BPDをもつ人と良好な関係を作るための知識と技法を提示する。
ベストセラーとなり、BPDへの理解を深めるうえで大きな役割を果たした『境界性人格障害=BPD』の改訂版。初版時より画期的であった内容に、その後の研究成果が加わり、新たなアプローチも紹介されている
この分野のバイブルといわれている書「境界性人格障=BPD」の著者が、BPDと診断された子どもの親250人の体験に基づいて、苦闘している親に理解しやすいアドバイスと希望を与えてくれる。
はれものにさわるように生活している人達に、虐待的な行動に直面している人達に、BPD(境界性パーソナリティ障害)を持つ人にどう対応すればいいのか。本書は、実践的アドバイスをお届けする。
本書は、マスターソンの四十年にわたる人格障害研究の集大成と言ってよい。境界性人格障害だけでなく自己愛性人格障害、スキゾイド人格障害についても自己の障害の観点からその病理と治療を詳細に論じているが、マスターソンの本領は治療経過の生き生きとした記述にあり、そこでの介入の記述はきわめて明確かつ具体的である。精神分析的治療者だけでなく、精神分析になじみの薄い治療者にも一読の価値ある書物である。
境界性人格障害を生き、それを乗り越える道のりとはどのようなものなのか? 本書は、ひとりの女性がある治療者との出会いを通じて、苦悩の中から信頼と愛を取り戻すまでを克明に描き出した真実の物語である。
BPDを抱えて生きる、BPDの間近で生きるとはどういうことなのでしょうか?
BPDの人の心模様を垣間見ながら、噛み砕いたわかりやすい説明によって専門家以外でもBPDの基礎から最新知識を得ることができます。そして読み終われば、たとえタフな闘いになろうともBPDは必ず良くなる、という希望を持つことができます!
境界性パーソナリティ障害についての最新情報と実用的な対応策を網羅した、治療者及び家族にとって必携の書です。診断にとどまらず、治療法、自殺関連行動・自傷行為、家族の体験記、家族のサポート体制などについて詳しく解説しています。
BPDをもつ人のまわりで苦悩する家族のために、本書は「5つのパワーツール」を紹介します。家族の人たちがBPDをもつ人からの非難を乗り越え、行き詰まり感をなくし、BPDをもつ人に話を聞いてもらい、自信をもって彼らとの境界を設定できるようになるための具体的な解決方法です。