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反面教師としてのDSM

─精神科臨床診断の方法をめぐって─

反面教師としてのDSM
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DSMが自壊しつつある。DSM-5に強い懸念を抱き警告を発している米国の著名な精神科医も多い。四半世紀にわたり著者は、我が国における精神科臨床を衰退、いや頽廃させかねないDSMの蔓延を食い止めるべくDSMを批判し続けてきた。大勢に逆らっての「喧嘩腰の論述」を続けてきた著者が、操作的診断という「似非精神科診断学」から日本の精神医学を脱却させることを目指し、DSM批判の総決算としての「戦い」に挑む。
中安信夫
定価 5,060 円(本体4,600円 + 税) B5判 上製 224頁
ISBN978-4-7911-0901-2〔2015〕
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Contents
1. はじめに:DSM批判事始め
2. 総論批判:DSMは精神科医をして「感じず、考えない人」に堕さしめた!
1)感じない
      表出の無視
2)考えない

① 症状学の欠如
② 択一式の診断方式
③ Comorbidityの採用
④ NOSの採用
⑤ 成因論の排除

3. 各論批判:DSM統合失調症は鵺のごとく、DSM大うつ病性障害はごった煮のごとく、そして  DSM解離性障害は羊頭狗肉である!
1)鵺のごとき統合失調症診断基準
2)ごった煮のごとき大うつ病性障害診断基準
3)羊頭狗肉としての解離性障害診断基準
4. おわりに:DSMは臨床診断基準にあらず

統合失調症とその関連病態ベッドサイド・プラクティス

編集:中安信夫
著者:中安信夫、関由賀子、神尾聡、広沢正孝、本田秀夫、吉岡眞吾、
針間博彦、船山道隆、堀孝文


初期分裂病/補稿

中安信夫 著


初期分裂病

中安信夫 著

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