「うつ」がいつまでも続くのは、なぜ?
双極Ⅱ型障害と軽微双極性障害を学ぶ
うつ病と診断される人が増えている中、「落ち込んでいる」とか「意欲がわかない」といった抑うつ状態が長期間にわたり持続したり繰り返したりする人たちを、すべて同じうつ病と診断していて間違いはないのか? 本書は、長引く抑うつ状態に苦しんでいる人に対して、双極Ⅱ型障害や軽微双極性障害を念頭において、診断や治療を見直しながら、主治医とともに病気を克服していくための対処方法を示している。また気分障害をスペクトラムとしてとらえる考え方を学ぶ。
ジム・フェルプス 著
荒井秀樹 監訳
本多篤、
岩渕愛、
岩渕デボラ 訳
定価 2,640 円(本体2,400円 + 税) 四六判 並製 468頁
ISBN978-4-7911-0762-9〔2011〕
Contents
PART 1 あなたは「軽微な」双極性障害ですか?
第一章 気分障害スペクトラムを理解しましょう
第二章 軽度の双極性障害の可能性がありますか? 軽躁病を認識しましょう
第三章 躁病でも、軽躁病でもない? 「軽微な」双極性障害を理解しましょう
第四章 診断してみましょう
第五章 他にどんな可能性がありますか? 双極性障害に似た症状を除外しましょう
PART 2 適切な治療を見つけましょう
第六章 助けを求めましょう:医者との協力
第七章 どこから始めたらよいのでしょうか? 治療法を選ぶガイドライン
第八章 気分安定剤:薬物治療の中心
第九章 抗うつ薬を服薬したいと考える時知っておくべきこと
第十章 薬などによる体重増加への対処法
第十一章 簡単なライフスタイル変化で症状改善
第十二章 気分障害スペクトラム全域でどのように心理療法を活用するのでしょうか
第十三章 運動についての新しい考え方
第十四章 家族や友達の協力
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