本書は、著者がすばらしい治療者と出会い、その治療を受けて境界性人格障害(BPD)を克服していく波乱多き成長の旅路の記録である。BPDを持つ人の傷つきやすさ、生きていくうえでの苦悶と苦闘、自分を受け入れることのできない苦しさの中で、必死で生きようとしている生き様が、すばらしい表現能力で生き生きと伝わってくる。とても感性が豊かで、豊か過ぎるために傷つきやすい著者レイチェル。本書は、愛情を非常に大切にした1人の人間の愛の軌跡でもある。
R.レイランド著 遊佐安一郎監訳 佐藤美奈子、遊佐未弥訳
定価
2,940円(本体2,800円) 四六判 並製 736頁
ISBN978-4-7911-0633-2〔2007〕