本書はチュービンゲン学派の本格的な統合失調症論(+自閉症論)である。クレッチマー以来の多次元的観点から、器質的基盤として「部分能力障害」を据える。これはいわゆる「学習障害(LD)」のドイツ的捉え方で、著者は「基底障害」に並行すると考える。そして環境因として、「ダブルバインド」を重視する。これらの相互関係から、統合失調症の病因論、治療論を展開する。あわせて自閉症についても述べ、両者の関係にも触れる。
R.レンプ著 高梨愛子、山本晃訳
定価
3,190 円(本体2,900円 + 税) A5判 上製 232頁
ISBN978-4-7911-0591-5〔2005〕
※この書籍は三省堂書店オンデマンドでご購入いただけるようになりました。
右のバナーをクリックし、三省堂書店楽天市場店よりお買い求めください。