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高齢者におけるうつ病の診断と治療

高齢者におけるうつ病の診断と治療
高齢者にうつ病がしばしば出現することは、以前から指摘されているものの、今なお見逃されていることも少なくない。本書では、高齢うつ病の疫学、生物学、鑑別診断、他の身体疾患との関連について、そのエッセンスが簡潔にまとめられている。治療についても三環系抗うつ薬、SSRIs、MAO阻害剤に加えて、ミルナシプランなどの新規抗うつ薬の高齢者に対する効果について、ポイントがわかりやすく説明されており、高齢者のうつ病に関する適切な診断や治療を行ううえで非常に有用な情報が示されている
Mike Briley編 木村真人監訳
定価 1,760 円(本体1,600円 + 税) 四六判変形(188mm×112mm) 並製 80頁
ISBN978-4-7911-0558-8〔2004〕
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Contents
緒言:高齢うつ病の問題点

I.高齢うつ病の疫学
 1.集団および地域調査
 2.危険因子

II.高齢うつ病における経済負担

III.高齢うつ病の生物学
 1.うつ病における脳の形態変化
 2.視床下部─下垂体─副腎系の機能異常

IV.高齢患者におけるうつ病の認識
 1.高齢うつ病の症状
 2.高齢うつ病の診断
 3.仮面うつ病の問題
 4.高齢者における薬剤性うつ病
 5.高齢うつ病の鑑別診断
 (1)うつ病と身体疾患
 (2)うつ病と死別
 (3)うつ病と不安障害
 (4)うつ病とパーキンソン病
 (5)うつ病と痴呆
 (6)うつ病と脳血管障害
 (7)うつ病と心筋梗塞
 (8)うつ病と難聴
 6.身体疾患を合併するうつ病の治療

V.高齢うつ病の経過
 1.高齢疾患の予後研究
 (1)予後不良の危険因子
 (2)高齢患者におけるうつ病と死亡率

VI.高齢うつ病の管理
 1.高齢者における未治療の問題
 2.いつ治療するのが適切か?
 3.高齢うつ病患者の治療の一般原則
 (1)治療の目標
 (2)治療の選択
 (3)治療期間
 4.高齢うつ病の薬物療法
 (1)高齢患者の薬物療法でとくに考慮すべき点
  ●薬物動態
  ●薬物間相互作用
 (2)三環系抗うつ薬(TCAs)
  ●効果
  ●忍容性
 (3)選択的セロトニン再取り込み阻害薬
  ●効果
  ●忍容性
 (4)モノアミンオキシダーゼ阻害薬
  ●非可逆性モノアミンオキシダーゼ阻害薬
  ●可逆性モノアミンオキシダーゼA型阻害薬
 (5)セロトニン─ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
  ●ミルナシプラン
  ●ベンラファキシン
 (6)その他の抗うつ薬
  ●トラゾドン
  ●ネファゾドン
  ●ミルタザピン
  ●ミアンセリン
 (7)治療抵抗性うつ病
 (8)治療におけるコンプライアンス
 5.薬物療法以外の管理
 (1)心理社会的治療
 (2)電気けいれん療法
 (3)断眠療法

 結論
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気分障害・うつ病/強迫性障害

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