年一回刊
治療の聲 第12巻1号最新号
2011年11月
《今回の特集:時をカケル! 精神疾患の長期経過》
現代の精神科医療は、すべて<短期>がよいとされ、この風潮は広く専門職一般に行き渡っている。しかし<長期>を考えることで理解が進むことも多く、患者さんの治療・療養生活の大切な点もここに含まれている。本特集では長期経過の自験例を紹介しながら、精神疾患ひいては精神科臨床、患者さんの人生、医師の営みに新たな光を当てる。中井久夫ほか、丹念な臨床に裏打ちされたスペシャリストの視点から執筆された論考は必読。
ISBN:978-4-7911-7716-5
- 特集にあたって
杉林 稔
- [座談会]
精神疾患の長期経過
村上靖彦,松本雅彦,広沢正孝ほか
- 統合失調症の有為転変
中井久夫
- 晩期寛解した統合失調症患者
―患者の生き方と精神療法的な関わり―
工藤潤一郎
- 長く診ることと長い目で診ること
―40年にわたる慢性病態から離脱した
統合失調症の一例に対する伴走的精神療法の経験などから―
吉岡眞吾
- 当然という言葉を括弧に入れて
―「精神疾患の長期経過」雑考―
菊池慎一
- 震災関連精神障害の長期経過
宮﨑隆吉
- 人生の目的は通院ではない
井原 裕
- サリヴァンのまなざし
三好典彦
- 自殺を防げなかったケアマネジメントは,無意味だったのか
―Aさんの事例を通して診療所ケアマネジメントの役割を考える―
木原はる奈