月刊
臨床精神薬理 第28巻11号最新号
2025年11月
《今月の特集:精神科薬物療法における患者・市民参画(PPI)の現在とこれから》
精神科薬物療法における患者・市民参画の現状を整理し未来を展望する特集
患者・市民参画(PPI)の歴史的背景と現状を整理し、精神科領域における当事者主体の創薬の可能性や医薬品開発に関する患者・市民向けの情報発信、診療ガイドライン作成におけるPPI、成人期の神経発達症や認知症患者または子どもの薬物療法における自己決定など、様々な視点からPPIの課題と未来への展望を第一線の専門家が概説した。
ISBN:978-4-7911-5337-4
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【展望】
- Patient and Public Involvement(PPI)の歴史的背景と今日の課題
山口 創生,川口 敬之
【特集】精神科薬物療法における患者・市民参画(PPI)の現在とこれから
- 当事者主体の精神科薬物療法のあり方と次世代の創薬の可能性
中込 和幸
- PPI推進に求められる患者・市民向けの医療・医薬品開発に関する情報発信
岩﨑 甫,勝井 恵子,八木 伸高 他
- 精神科領域におけるPPIの深化——経験知と専門知による医療の革新
山田 悠平
- 当事者,家族,医療者それぞれの精神科薬物療法への捉え方——PPIとの関連について
夏苅 郁子
- 診療ガイドライン作成における患者・市民参画:日・英・WHOの比較
馬場 俊明,渡辺 範雄
- 統合失調症に関するグローバル政策提言書に基づく患者・家族の社会包摂と薬物療法について
住吉 太幹,和田 歩
- 成人期の神経発達症の薬物療法における自己決定——当事者からの論考を踏まえて
太田 晴久,鰕原 徹
- 認知症患者の薬物療法における自己決定能力の評価と当事者・家族の治療計画への参入
加藤 佑佳,成本 迅
- 睡眠医療における患者・市民参画の普及に向けて
岡 靖哲
- 子どもにおける薬物療法の自己決定と家族の意思決定をめぐる課題
山中 清里,岡田 俊
- 精神科薬物療法におけるPPIと本人の価値観に基づく意思決定
青木 裕見
- 患者レジストリ構築及びレジストリデータ利活用におけるPPIの視点
小居 秀紀
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第73回
総説
- GAS-D(Global Attainment Scale for Depression)の紹介——うつ病治療でパーソナル・リカバリーを実現するために
守口 善也,栗山 誠,水谷 浩美 他