月刊
精神科治療学 第40巻10号最新号
2025年10月
《今月の特集:こころを支えるさまざまな器─精神科の治療環境を考える─》
空間や環境は、精神科治療に匹敵するか
病棟や診療室の構造が治療に与える大きな影響を治療者は日々実感している。本特集では、病棟設計や診療室の工夫、感染症対策、災害時の役割まで、多彩な視点から「こころを支える器」を解説。精神科治療の効果を上げるのは、薬でも技術でもなく器かもしれない。まずは特集の目次を見てほしい。これらの論文を読まないでいられるだろうか。
JANコード:4910156071051
定価 3,190 円(本体2,900 円 + 税)
こちらは「在庫有」の商品です。全国の書店様でご注文・ご購入が可能です。弊社で「在庫有」の商品でも、
一部のネット書店様では、ご注文できない場合がございますが、その際はお近くの書店様にてご注文頂くか、
弊社営業部(TEL 03-3329-0031)までお問い合わせください。
【特集】こころを支えるさまざまな器─精神科の治療環境を考える─
- 特集にあたって
渡邉博幸
- 精神科診療における治療環境─空間や構造に着目して─
来住由樹,大守昌利,八杉 基 他
- 建築学からみた精神科病棟計画
中山茂樹
- 施設環境の安全性─療養環境の安全性を中心として─
筧 淳夫
- 急性期治療のための病棟環境─「三相」の回復概念と行動制限最小化の視点から─
杉山直也
- フレキシブル個室ユニット(エラストピア)の理念と展開について─エラストピアの理念は精神科入院治療にどのような影響を与え,発展したのか─
澤 温
- 治療環境は精神科治療に匹敵する?─ストレスケア病棟の理念と展開─
徳永雄一郎
- 精神科病院における認知症治療病棟の構築と展開─山容病院の実践から考える治療環境の再定義─
小林和人
- MPU(Medical Psychiatry Unit)の現在
桑原達郎
- 治療環境,労働環境としての医療観察法病棟の工夫
賀古勇輝
- 児童思春期病棟における治療環境上の工夫─“よくなっちゃう”環境をめざして─
堀川直希
- 発達障害児に配慮した診療環境
石舘美弥子
- 太陽と風と緑─グリーンホスピタルの理念と実践─
和気隆三,和気浩三,渡邉博幸
- 「包む」と「解す」─メンタルクリニックの持つ器の機能─
肥田裕久,砂川玲子
- センサリールームの精神科治療における活用可能性
塚田花音
- 集団感染発生時のゾーニング
林川尚文
- 生活と支援の場としてのグループホーム
荒井隆一
臨床経験
- インターネット支援型認知行動療法が社会機能の改善に有効であった境界性パーソナリティ障害と自閉スペクトラム症の合併例
廣島由紀,塚田拓也,横山 伸
連 載
〔心に残る症例〕
第40巻11号予告
中学生を診よう—一般精神科医における中学生診療の基礎知識—
第40巻12号予告
中等度〜最重度知的発達症をめぐる精神科臨床
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。