月刊
精神科治療学 第40巻06号最新号
2025年06月
《今月の特集:語り,ナラティブ,物語─その精神科臨床における機能と効用─》
エビデンスの時代に「語り、ナラティブ、物語」の必要性・効用を探る。患者さんとの対話から、生活が見えてくる。そして、訴える症状の背景を捉えることで、適切な診断や治療に結びつく。精神科臨床のさまざまな場面・局面において「語り」を考えてきた専門家が、独自の切り口で語る。「語り、ナラティブ、物語」の重要性を再発見する特集。
JANコード:4910156070658
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【特集】語り,ナラティブ,物語─その精神科臨床における機能と効用─
- 特集にあたって
岩井圭司
- 語りを促すもの,阻むもの
斎藤 環
- ナラティブ・アプローチの立場と基盤─科学的思考と個人の体験のはざまで─
森岡正芳
- 一人語り,独白,問わず語り─それは頓挫した対話なのか?─
小林聡幸
- ことば遣いの身体性の自覚─譚を織り上げる力を自在にするための二つの論理(質の論理と量の論理)─
前田貴記
- ナラティブとカルテ
古屋 聡
- 精神科で痛みを語ることの意味
岡島美朗
- 語りと対話─ナラティヴやオープンダイアローグから考える精神科臨床─
浅井伸彦
- 「お話し療法」としての精神分析
田中克昌
- エビデンスとナラティブ,EBMとNBM
岸本寛史
- ナラティブ─変わり続ける世界と自分─
渡邊洋次郎
- 被害者の語り,サバルタンの語り─トラウマの視点を含めて─
萩原修子
- 語られない〈原爆の語り〉をナラティヴとして聴く
松尾純子
- 臨床エスノグラフィー─臨床精神医学と人間科学の架橋にむけて─
高橋優輔,江口重幸
- 語りの主観性と客観性─事例研究において─
廣瀬幸市
研究報告
- サービス提供量の多いケースマネジメント対象者の特性とサービス内容─精神科外来医療における調査から─
長谷川直実,小池純子,山口創生 他
臨床経験
- 白血球減少によりclozapineを中止した結果,カタトニアを呈した1例
黒下彰喜,根本清貴,須藤真紀 他
第40巻7号予告
精神科領域のガイドラインの作り方と使い方
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