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星和書店
こころのマガジン
Vol.45 2006.10
  • 「ゆるゆる病棟。」がジュンク堂書店さんの情報誌「書標 ほんのしるべ」10月号の
    新刊案内のコーナーで紹介されました。
    http://www.junkudo.co.jp/shohyo1-top.htm
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★ 侵入思考
雑念はどのように病理へと発展するのか
デイビッド・A・クラーク著
丹野義彦 訳・監訳/杉浦義典、小堀修、山崎修道、高瀬千尋 訳
A5判 上製 398頁
侵入思考
定価2,940円

本書は、意思とは無関係に生じる侵入的な思考が心理的障害に果たす役割について論じた初の書である。

侵入思考が、強迫性障害、外傷後ストレス障害、うつ病、全般性不安障害、不眠症など、 数多くの心理的障害の重要な認知的特徴であることを示すエビデンスが得られつつあるいま、 本書は、今後研究の進展が予想されるこの分野への扉を開くものである。

★ 認知療法2006
第5回 日本認知療法学会から
貝谷久宣 編
A5判 並製 128頁
認知療法2006
定価2,730円

科学としての認知療法の可能性を、脳科学の最新の知見から考察する。認知療法的介入が、いかに脳・神経基盤に影響を及ぼすか? また、それが、症状の改善や効果の発現とどのような関係にあるのか?

新進気鋭の著者らが、脳科学をもとに、認知療法的介入が、統合失調症、うつ病、強迫性障害、パニック障害などにどう影響を及ぼすかについて、研究成果を紹介。併せて、編者が独自に提起する「パニック性不安うつ病」に対する認知療法的介入についての詳細な講演内容を収録する。

★ 認知療法全技法ガイド
対話とツールによる臨床実践のために
ロバート・L・リーヒイ 著
伊藤絵美、佐藤美奈子 訳
A5判 並製 616頁
認知療法全技法ガイド
定価4,620円

『いやな気分よ、さようなら』が“セラピストにも役立つ当事者のための書物”だとすれば、本書は“当事者にも役立つセラピスト向けの書物”と言える。

本書で紹介されている数多くの技法は、治療者にとってはすぐに利用可能で、認知療法のレパートリーを増やしてくれるものであり、当事者にとっても、セルフヘルプのための考え方や方法を提供してくれる。各技法に解説、対話例、問題点、そしてツールがつき、日常での利用価値が高いアイディア満載の良書である。

★ 統合失調症の早期発見と認知療法
発症リスクの高い状態への治療的アプローチ
Paul French、Anthony P. Morrison 著
松本和紀、宮腰哲生 訳
A5判 並製 196頁
自閉症と発達障害研究の進歩 2006/Vol.10 特集:諸領域の最新の展望
定価2,730円

統合失調症の予防は、可能か? この障害の発症リスクの高い人々へ認知療法に基づいた心理学的な早期介入を行うことが、きわめて重要となる。

副作用の面、治療の受け入れやすさの面からも、薬物療法に代わる第一選択肢として効果が期待され、現在、予防医学の観点からもその必要性が言われている。

本書では、早期介入における認知療法の適用について、理論的根拠と豊富な事例をもとに、臨床家にわかりやすく解説した初めての実践的ガイドライン。

★ 臨床精神神経薬理学テキスト 日本臨床精神神経薬理学会
専門医制度委員会 編
B5判 並製 528頁
臨床精神神経薬理学テキスト
定価8,925円

臨床精神神経薬理学は、ヒトの精神神経疾患に対する合理的薬物療法を科学的に追求する学問領域であり、薬物治療の安全性を高め、効果を最大にするために、適切な薬剤を適切な対象群に適切な量および方法で投与するための学問です。

本書には、臨床精神神経薬理学の基本となる知識が満載されており、臨床精神神経薬理学専門医取得を目指す若手医師の自己学習ならびにその後の知識の更新や整理に有用な一冊。

★ 境界性パーソナリティ障害最新ガイド
―治療スタッフと家族のために―
J.G.ガンダーソン、P.D.ホフマン 編
林 直樹、佐藤美奈子 訳
四六判 並製 328頁
境界性パーソナリティ障害最新ガイド
定価2,730円

境界性パーソナリティ障害についての最新情報と実用的な対応策を網羅した、治療者及び家族にとって必携の書です。診断にとどまらず、治療法、自殺関連行動・自傷行為、家族の体験記、家族のサポート体制などについて詳しく解説しています。

また、家族の理解を深めるために主要なメッセージとキーワードを取り上げ、わかりやすく説明するなど、みんなで学べる内容となっています。

★ 臨床の記述と「義」
─樽味伸論文集―
樽味伸 著
A5判 上製 384頁
臨床の記述と「義」
定価4,095円

若くして逝った著者樽味伸は、類い希な才能を賦与された若き精神病理学者であった。溢れ出る著者の発想の一片をうかがわせるディスチミア親和型の考察、診断枠の変遷の核心を捉える刺激的論考、また臨床行為における義の意味を問う倫理的考察など、まさに精神医学の同時代誌と呼ぶにふさわしい輝かしい足跡を残して本書に全て所収。

独自の視点から、精神病理学の可能性を切り開き、その慈愛に満ちた人柄と相まって、今なお支持者の絶えない著者の珠玉の論文集。

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 雑誌の最新号 next
精神科治療学
定価3,024円
★ 月刊 精神科治療学 第21巻10号
【特集】初老期・老年期例の診立て―初診時に診誤らないために―
高齢化社会を迎えつつあるわが国の精神科臨床において,高齢患者を初診時に診誤らないための正確な病態把握,適切な治療の遂行を目標にした。高齢患者に特徴的な幻覚・妄想,人物誤認症候群,うつ病などを取り上げた。
臨床精神薬理
定価3,045円
★ 月刊 臨床精神薬理 第9巻11号
【特集】多剤・大量療法からの脱却に向けて――第二世代抗精神病薬 単剤治療のメリット(青葉安里先生追悼号)
抗精神病薬の多剤・大量療法をどうするかは、精神科臨床における長年の課題である。多剤・大量療法からの脱却と、単剤治療を目指した治療について、 第二世代抗精神病薬の各薬剤別に気鋭の専門家が執筆。このテーマを追究した本誌編集委員であった故青葉教授の追悼号。
季刊 精神科臨床サービス
定価1,680円
★ 季刊 季刊 精神科臨床サービス
【特集】障害者自立支援法をどう使いこなすか
障害者自立支援法が施行された。これによる精神保健医療福祉の臨床現場での混乱と誤解をできるだけ解き、同法を工夫して運用していくため、本号を特集した。 精神障害者のより良い地域生活支援を推進するための一助にしていただきたい。
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物忘れを防ぐには?

季刊 こころのりんしょうa・la・carte

認知療法・認知症

痴呆症が認知症と病名変更になってから、もう1年以上たつのでしょうか。すっかり一般の方にもこの病名は浸透したようです。最初は、痴呆が認知に変わるので、痴呆=認知となり、すごく違和感がありました。一般の方には、認知療法が痴呆療法と間違われるのではないかと、そのことをこの欄でも書きました。

日本認知療法学会が今月開かれましたので、それに向けて、数冊、認知療法関係の新刊を出版いたしました。当社では、新刊が出ると、朝日新聞と読売新聞の一面の下に広告を出すようにしています。費用もかなりかかるので、どのような広告がいいのか、タイトルをどうレイアウトするか、説明の広告文はどうするか、いろいろ検討しました。

以前は、限られたスペースにできるだけたくさん文字を入れなければもったいないとばかりに、びっしりと文字を入れ込みました。そのうち気がついたのですが、どうもそれだと目立たず、他の広告の中で埋もれてしまっていました。

最近では、余白もデザインのひとつで、余白が多いほど、他の広告との対比で目立ってくる、ということがわかりました。広告料がかなり高いので、1文字あたりの金額もかなりになるため、他の出版社は、やはりかなり多く文字を入れています。

見ると、黒いなあ、と感じます。その中で、白いスペースの多い広告は結構目立ちます。でも、こうすると、説明文はほとんど入れられません。タイトルをど〜んと載せるのが中心になります。最近ではインターネットを利用されている方が多くなり、詳細はネットで見ていただければと、URLを一番下に印刷しておきます。

今月のせた新聞広告も余白の多い説明文の少ない広告でした。認知療法全技法ガイド、というタイトルを見て、認知症の本だと思って、購入した方が 結構いたようで、返品したいけどというお電話をずいぶんといただきました。もちろん快く返品依頼に応じました。

以前心配したことが現実になってしまいました。認知症となったのは、最近のことで、当社が認知療法入門を出版したのは17年も前のことです。今後は、広告にも、少々説明をつけようかと思案しているところです。

当社では、郵便やメール便などによる広告宣伝をここのところ止めております。本の内容によっては、そんな宣伝物を送ってもらっては困るという読者の方もいらっしゃいます。

そこで、新聞や当社発行の雑誌などに広告するのと同時に、インターネット経由でメールをお送りさせていただいたり(もちろんご許可をいただいた方やお申し込みをいただいた方にですが)、ホームページを充実させるよう努力しております。

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